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一気に進んだ香川体験: うどん,自衛隊,ダム

いつでもできると思うことはいつまでもできない」とはよく言ったもので,ボクは香川に住むようになって10年間,県内はおろか大学のすぐそばの有名なうどん屋にもほとんど行っていなかった.ところが先週,その状況が一気に転換することになった.共同研究者が仕事と遊びに高松に来たのだ.準備がよかったせいか,論文についての議論に一日半,将来論文を書くかもしれないトピックの解説に半日をかけただけで予定していた仕事が終わってしまった.そのため,共同研究者の希望であった伝説のうどん屋巡りに一日半を使うことができた.

さぬきうどんブームというのはたぶんボクが香川に来た頃にはすでに言われていたのだが,10年目にしてはじめて,知り合いといっしょに伝説的なうどん屋体験をすることができたわけだ.どうしてここまで遅れたか.たいていうどん屋は昼しかやっていない.そして,ボクは昼食を食べる習慣がないのだ.昼食は食べないか,代わりに遅い朝食を家で食べることが多い.いったん大学に行ってしまって昼食を取った方がいいとたまに思ったときは,生協のおにぎりかサンドイッチで済ませて来た.わざわざ外出すると調子が狂うのだ.胃腸が悪い (過敏性腸症候群; IBS) ため,あとに仕事が控えている時間帯に気軽に食事をするわけには行かないという事情もある.(安易に「食事を抜くと身体に悪い」などと言うなかれ.この病気の人間にとって,食事をした方が身体にはるかに深刻な影響があるのだから.もちろん大学受験も昼食を取った記憶がない.朝から晩まで食事なしで連続で試験してくれればかなり有利だっただろうな.)

以下,がもううどんは何となく名前に引かれて,竹清と山越と宮武は知人のすすめでピックアップした.詳細なデータは四国新聞社のサイトで見ることができる.

共同研究者が高松に来た二日目.以前案内したことがあり,ボク自身も5回くらいは行ったことのある,大学の近所の《さか枝》という店で彼は 930 に朝食.その後1130にいっしょに《竹清 (ちくせい)》という店にはじめて行った.自転車で5分.決して遠くはないが,ここまで来るのに10年かかったわけだ! 店名が嫌いということもあって,場所を確認しようと思ったこともなかった.今回初めて場所を確認したが,何のことはない.いつもクルマで通る道に面していた.名前の音の印象から幽霊屋敷のような呪われた暗い場所を想像していたが,ちょっと見た限りそういうところではなかった.入り口付近でヴェールをまとったイスラム系の女性3人がうどんを食べていたのも,閉ざされた禁断の場所という先入観を打ち崩してくれた.ボクは卵の天ぷらがあったので何気なく取った.あとで知り合いにその《半熟卵の天ぷら》というのがいいのだと言われた.たしかに言われてみれば,卵の天ぷらってあまり聞かないな.

三日目は,坂出の《がもううどん》という印象深い名前の店にはじめて行った.思っていたよりも主要道路に近いところで,11時だというのにすでに店には列ができていたため,これがそのうどん屋だなと分かった.ブームというのは本当だったようだ.郊外の伝説の店はひろい駐車場と狭い店舗の組み合わせがパタンである.店内に席がほとんどないので,駐車場の端っこで五色台を見ながら食べた.帰りは五色台スカイラインや根香寺に寄り,ついて来たもうひとりのひとの案内でサンポート高松のシンボルタワーのてっぺんにも寄った.午後は仕事の続き.

四日目は田園風景を楽しみながら32号線を琴平方面へ.早明浦ダムの貯水率がほぼゼロという水不足の香川で,枯れた田んぼをほとんど目にしないことは驚異的なことかもしれない.11頃着いたのははじめて来る《山越うどん店 (やまごえ)》.少し離れた駐車場に警備員までいたので大きい店かと思ったら,店自体は小さな製麺所で客が店の外に列を作っていた.その店所有かどうかは知らないが,店の隣にじゅうぶん席があって,その店とは別と思われる土産物屋があった.ここで食べた《かまたまやま》はけっこういいんじゃないか.卵と山芋がとろける感じだ.

その次は《宮武うどん店》へこれまたはじめて行った.100メートルくらい離れた駐車場にクルマを停めて店の前まで来たが,どうも他の店と様子がちがう.列の流れが悪いのだ.中に入って分かったが,ここはすべて手作りでやるほんものの「手打ち」らしく,それで時間がかかるようだ.香川県民は「手打ち」自体にはあまり価値を置かないと思うが,共同研究者は「手打ち」であることとそこの主人が自分のペースを崩さないことを喜んでいた.客が紙に書いて注文したものを店の人が持ってくる方式で,支払いは食べたものを各自申告する後払い方式だった.他の店よりは待ち時間もだいぶ長く値段も高めだったが,それでも350円で打ち立ての二玉を食べられるのだから安いものだ.

その日は暑かったので石段を上らなければならない金刀比羅宮参りは省略.代わりに神社仏閣に興味がある共同研究者のため,善通寺 (弘法大使の生誕の地にあるお寺) に行った.その前に陸上自衛隊の駐屯地の隣の第二混成団本部でたまたまみつけた戦車や飛行機を入構して鑑賞.中には入れなかったが,本部の建物自体もレトロでかっこよかった.何人か女性自衛官もいて,遠目では奇麗なひとも.混成団本部を出るときに敬礼してくれたのも女性だった.隣の駐屯地には入構できなかったが,外から見るレンガ作りの倉庫がレトロな雰囲気を漂わせていた.その前の通りを歩くとアメリカの大学のキャンパスにいるような感じがした.(おまけ: 善通寺自衛隊駐屯地の中にある「善通寺うどん」)

その後,善通寺大野原線を通って,以前から行きたかった豊稔池ダムに向かう.途中,観音寺佐野線の入り口をまちがえたため,山道に入り込んで雲辺寺ロープウエイの入り口まで来てしまった.豊稔池ダムは放水していなかったし,ダム湖は細くて数百メートル上流でなくなっていたし,おまけにすぐ下流の公園への道路が崩れていたため上からしか見れなかった.それでも独特の重厚な雰囲気を持った容姿は感動できるものだった.

時間が余ったので,観音寺の琴弾公園にも寄ってみた.ここはボクは二度目だ.海水浴場にはほとんど客がおらず,地上から見た銭形砂絵はわけが分からなかった.山上の展望台から見てはじめてその形がわかるわけで,ボクらは「おおっ」と驚きの声をあげた.しかし観音様の名前が入った町のシンボルにはあまりふさわしくないと思うんだが.それよりも,その近所に大阪大学の微生物研究所 (?) があったことがなにか怪しくて気になった.

【2005/08/22 00:27 】
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