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かなりアカデミックな (?) 同志社大学文化情報学部
元民主党代表の鳩山由紀夫氏が客員教授をやるというニュースに釣られて,同志社大学文化情報学部というところのサイトに行ってみた.「また,しょうもない文理融合の学部かしらん」という期待を抱いてのサイト訪問だったが,これが意外とハマる内容を持っていた.期待は (いまのところ) 心地よく裏切られた形だ.

どうやら「データサイエンス」という分野 (?) をコアにしているらしく,統計学・情報科学・言語学の手法を言語や文化や社会現象といった対象に押し進めた感じだ.社会科学系の学生だったら大学院でしかやらないような,極めて玄人的なデータ解析なんかもやるようだ.「Microsoft Excel できるだけで博士号がもらえてしまう」社会科学系大学院修了者 (特に実証研究するひとたち) は真っ青だろう.「学部でそんな専門的なことをやるな!」という批判 (ねたみ) が聞こえて来そうなプログラムだ.既存の経済学部の一部教員が社会工学系のプログラムを批判するときの,例の論理だ.

「統計学」や「言語学」はもとより,使い古された「情報科学」という単語でそんなに心躍るひとはいないだろう.ところが「データサイエンス」としてそれなりの中身も備えた上で提示されると,なんだかワクワクさせられるものがある.さすが私立は宣伝もうまいな.(誤解を避けるため,ゲーム理論を知る自分には統計学の魅力はかなり限定されることを補足しておく.ゲーム理論では,過去のデータはそのままでは未来には当てはまらない---少なくとも理論抜きでは未来は分からない---と考える.)

やや残念なのは,将来活躍できる場所として,「企業,中央官庁,地方公共団体などあらゆる分野」が挙がっていることだ.これはもっとアカデミズムを前面に出したほうがいいんでは.ボクの思うに,この学部は大学院で他分野の研究に進むのにひじょうに適した学部である気がするのだ.

追記.そういえばプログラムの焦点はやや暈けるものの,筑波大学の図書館情報専門学群という先行プログラムがあった.こちらもそうとうマニアックなところで,図書館司書養成のイメージが強すぎて見落としていた.この「図書館」というきつい言葉が,学生集めにプラスにもマイナスにもかなり効いてるんだろうな.
【2005/05/27 20:34 】
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