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『表現のための実践ロイヤル英文法』

綿貫 陽,マーク・ピーターセン『表現のための実践ロイヤル英文法』(旺文社,2006) が届いた.八田達夫『ミクロ経済学 II 』の文献案内を見て注文することにした本だ.700ページ越えて1800円は安い.索引も十分だし,別冊で暗記用の例文集もついてる.気になる項目をいくつか調べてみた.

なかなかよかった点

  • 116頁.受動態が好まれる場合.
  • 141頁. It is ~ for A to... で that 構文にできるものとできないもの.
  • 345頁.名詞の単数と複数の使い分け.主語が複数で各自が一つずつ何かを持ってる場合など.
  • 367頁.話し手,聞き手と冠詞の使い分け (Helpful Hint 93 など).
  • 376頁.冠詞の省略は絶対的か?
  • 395頁.名詞の繰り返しを避ける that と the one の関係.
  • 512頁.時制の一致の例外と書き手の意図.

やや弱い点

  • 245頁.so that you can/will の区別が不十分.
  • 247頁.科学論文でよく出て来る such that (たぶん satisfying the condition that) の説明がない.

名詞の複数と単数の使い分けや冠詞の使い分け,その他英語論文を書くときのいくつかの疑問については,以下もかなり参考になる:

  • 原田豊太郎. 理系のための英語論文執筆ガイド: ネイティブとの発想のズレはどこか? ブルーバックス. 講談社, 2002.

追記 (1/29/2010). タイポを修正.この本の特徴を一言で言えば,「説明が簡潔なわりに分かりやすい」となるだろう.

【2010/01/28 18:10 】
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コメント
こんにちは。
綿貫 陽さんの「ロイヤル英文法」は受験生時代からずっとお世話になっています。現在も、よく参照する名著です。
関係代名詞の説明について、何箇所が疑問があったので、旺文社に手紙を出したところ、綿貫氏自身から、詳細な回答をいただきました。
「あなたの説明でも正しいが、私の説明でも正しく、同じことを別の側面から解説しているだけだ」
ということでした。
【2010/01/28 23:33】
| URL | 井上 晃宏 #n5AeYSeA[ 編集] |
おひさしぶり.こちらのお名前では初めてですかね.

ボク自身は『ロイヤル英文法』は知りませんでした.そもそも英文法なんて高校時代にはほとんどまともに勉強しませんでした.英文さえ頭に入っていれば,理屈が分かってなくても文法の試験では大学入試も TOEFL も満点とれたので.

でも,英文を書くようになってから,文法が分かっていたら強いだろうなと感じることが多くなりました.まあ,自然言語だから,どうしても割り切れないことは残るでしょうけど.

ボクの場合,今回紹介した本を入手することにしたのは,ピーターセンの『日本人の英語』の影響が大きいです.『表現のための』にも,『日本人の英語』でみられた細かなニュアンスのちがいなどの説明が見れます.
【2010/01/29 01:15】
| URL | 平凡助教授 #4TQqPKZU[ 編集] |
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