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メール検閲システムへの対処法

メール検閲システムは大学にとって自殺行為」というエントリーで指摘したメール検閲と無断削除の問題はいちおう解決した.管理者と情報センター関係者には丁寧に謝意を表明しておいたので,この記事の公開をもってやっと心の平静を取り戻せることになる.これでここ数週間続いていたうつ気分から抜け出せそうだ.

ただし個々のユーザーで対処できる問題ではないので,「無断削除は困る」という利用者は,管理者に申し出る必要がある.自由を回復するためにはそれなりの戦いというか,多少のコストは覚悟しなければならない.(そのコストの大部分は先人たちが払ったくれたわけだが.)

ちなみに Barracuda システムを管理している情報センターに問い合わせてみたところ,当初は 「TCP/IP [SMTP のことを言いたかったのかも?] は,通信を必ず実現するということを保証(ギャランティ)しないところの,ベストエフォート型であるといったような通信を規定していますです.到達を保証したりとか通信の秘匿を前提としたとかいったところの技術というわけではないと言っても構わないであろうということをご理解して下さいです」という迷答さえあった. 「配達証明郵便とか書留でなければ,家主が借家人のポストを覗いて私信を勝手に捨てていい!」 なんて理屈が通るわけないでしょ,あんた! まあ,その後は (こちらが電話するまでまったく情報提供してくれなかったことを除いては) 適切に対応してくれたので,あまり悪くは言わないことにしましょうね.

断っておくけど,メールの中身をスキャンするという意味での検閲の問題は完全には解消していない.しかし一般に「検閲」で特に問題になるのは,著作中のある部分が消されたり,著作物が流通を阻止されたり,著作物の存在自体が隠されることにより,国民 (今回は利用者) の知る権利が損なわれることにある (というていどにボクは認識している).その意味でボクはメールの中身がスキャンされるという意味の検閲に強硬に反対しているわけではなくて,あくまでメールが無断で削除されて届けられないことを重大視しているだけだ.無断削除がほぼ解消された以上は,今回の解決をもってよしとすることにした.

当初情報センターは「努力はするが,フィルタで拒否された一部のメールが届けられない事態を完全には解消できない」と説明していた.その後,関係者の試行錯誤や関連文書の検討の結果,以下の対応ができることが判明した.

対応

メールアドレスを「受取人ホワイトリスト」に追加する (「受取人ホワイトリスト」というのはボクが勝手にそう呼んでいるだけで,じっさいはもっとちがう名前の可能性がある).これですべての Barracuda システムのフィルタを完全に無効化できたことになる (システムに送られて来たメールがすべてメールサーバーまで通過する) かどうかは不明らしい.しかし情報センター側のログから判断する限り,たぶんそうなっているということだ.

受取人としての自分の調査でも,無断削除されるメールはゼロになったかどうかは分からないものの,許容できるレベルにまで減少したものと推測される.今年5月はじめ 200通ていどだった一日あたりの受け取り「スパム」数は,その後減少し,Barracuda 導入直前は30通ていどになっていた.そして Barracuda 導入直後は10通未満で,その後センター側の対応もあってやや増えて,20通前後になっていた.明確な増加がみられたのは,センターの担当者に電話した日以降で,当日センターは上記のホワイトリスト追加を実行した.一昨日は75通,昨日は75通となっている.Barracuda システム導入以前よりだいぶ増えているのは謎だが,とりあえず届いているメールは増えた.

残された問題

  • Barracuda のシステム自体に対処法が組込まれていたのは当然とはいえ評価できる.しかし管理者がその対処法を見つけるのに相当手間がかかったらしい.(システム導入前の原状を回復するだけの処置なのだから,Barracudaのサポートに問い合わせればすぐ解決していたかもしれない.しかし管理者としてはシステムについてじぶんで把握しておきたいため,サポートをあまり期待していなかったという事情はある.) 利用法が複雑なシステムを維持できる体制をセンターは整えなければならない.
  • 受取人のホワイトリストへの追加は,ユーザー側では設定できない.管理者による設定となる.この対処法とはべつに,受取人として対処できることは文書化してマニュアルにふくめておく必要がある.
【2009/07/24 22:19 】
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