スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:-- 】
| スポンサー広告 | コメント(-) | トラックバック(-) |
犬島アートプロジェクト: やけに美しい精錬所跡と三島由紀夫の怨念

船を乗り継いで,犬島アートプロジェクト「精錬所」(Inujima Art Project Seirensho) に行って来た.やけに美しい廃墟のなかに埋め込まれた美術館内で,三島由紀夫の文字に込められた怨念を感じ取ることができる.廃墟と美術館の組合せは意外と少ないかもしれない.

三島と犬島とはなんの関係もない (はずだ).たかだか「島」の字が共通するくらいだ.もちろんアーティストは「日本の近代化のありかたに疑問」とかなんとか言って結びつけるかもしれない.鑑賞する人がかすれる程度の関連をそこに見いだすとき,その意外性に想像力をかき立てられるということだろう.少なくとも三島に関連する博物館や記念館で「旧三島宅」として見せられるような退屈さはない.

蛇足

  • 「三島由紀夫ってだれだ?」って疑問に思う人はあまりいないと思うが,念のために補足しておく.大阪万博のあった1970年に陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地に籠城して自衛隊決起を促す演説をしたあと自決した右翼文学者だ.洋書店の日本関係コーナーでおなじみの Mishima と言った方が分かりやすいかもしれない.この美術館が Mishima を題材に選んだあたりは,さすが外国からのお客を意識している?
  • 詳しくは書かないけど,あの文字アートは映画 THE MATRIX に出て来るものに似ていた.

屋外の銅の精錬所というか工場の遺跡はかっこよかった.カラミ煉瓦造りの工場跡といい大煙突といい,異様な美しさを誇っていた.天気もよかったせいか,廃墟らしい汚さも寂しさもまったく感じられないのがかえって寂しいくらいだった.わざわざ予約して高い乗船料を払ってここまで来た甲斐があったと思った.

  • 公式サイトには「90年近くを経てかつての大規模な精錬事業を伺わせる遺構が良好な形で残されています」とあるが,「90年しか経ってないのにここまで崩れていていいのか」と思わなくもなかった.天井部分を残した建物が見当たらないのだ.まあ,それゆえ美しさが増しているという面はあるだろう.
  • 廃墟部分は決められたコースのロープの内側をツアー形式で歩くことになる.廃墟マニアにはもの足りないかも.発電所跡にも煙突の真下にもかまどのような倉庫のような小部屋の中にも入れなかった.公式サイトの「注意事項」に「敷地内は、遺構をそのまま残している部分もあり、一部倒壊危険区域があります。ご見学は個人の責任にてお願いします」とあるので,もう少し期待していたのだけど…….ツアー後に「個人の責任」で回れる部分は美術館周辺に限られていた.それでもからみレンガの壁のなかを歩き回ることはできたので,ボクは満足だ.
  • 素朴な疑問.精錬所の建物はカラミ煉瓦でできている.カラミ煉瓦は精錬所における銅の精錬過程で発生する鉱滓からできている.では,精錬所とカラミ煉瓦はどちらが先にできたのだろう?

関連サイト

スポンサーサイト
【2009/11/25 05:21 】
| | コメント(0) | トラックバック(0) |
論文のコピー手順

昨日はひさしぶりに論文をコピーした.若さ溢れる一部の研究者とちがい,ボクはこういう肉体労働は嫌いだ.大学院生時代は自分でお金を払ってコピーサービスでやってもらってたし (ただし冊子を探し出して図書館内のサービスまで運ぶのは自分),大学教員になったあとも経済学部時代は主に助手にやってもらってた (欲しいもののリストをメールしてた).経済学部を去ってからは助手のサービスが使えなくなったので仕方なく自分でやっている.

今回は図書館に所蔵しているのは分かっていたが,面倒なので最初は出版社に高いお金を払って研究費で pdf を購入しようと思った.だが,大学からの回答は「クレジットカード払いだから無理」とのことだった.(どうやらわが大学ではその出版社から直接購入しようとした前例はなかったらしい.なお,インターライブラリーローンについては,pdf を送ってもらうのはダメらしい.)

研究室が図書館外にあった頃と今とではやり方が少しちがう.研究室が図書館内になかったころはこんな手順だった:

  1. 図書館に行く
  2. 図書館の書架 (1階) からジャーナルを取り出す
  3. サーキュレーションデスク (2階) でジャーナルをチェックアウトする
  4. [スキャン結果に満足できないあいだ] 以下を繰り返し
    1. 自分の研究室に近いスキャナでスキャン (結果を自分宛にメール)
    2. 研究室でスキャン結果をチェック
  5. ジャーナルを図書館に返却

ステップ 4 の繰り返しのあいだは,重いジャーナル冊子をかかえて1階のコピー室と3階の研究室を徒歩で行き来した.研究室と図書館のあいだの移動ももちろん徒歩.

研究室が図書館内に移ってからはこういう手順になった:

  1. もともと図書館4階にいる
  2. [スキャン結果に満足できないあいだ] 以下を繰り返し
    1. 図書館の書架 (1階) からジャーナルを取り出す
    2. 図書館 1 階のスキャナでスキャン (結果を自分宛にメール)
    3. ジャーナルを図書館の書架に戻す
    4. 研究室 (図書館4階) でスキャン結果をチェック

ポイントは,スキャンが終わったら結果をチェックする前に直ちにジャーナルを書架に返していることにある.スキャン結果に一度で満足できた場合,あらためて研究室から書庫にジャーナルを運ばなくていいのだ.しかし一度でスキャン結果に満足できるとはかぎらないことや,研究室に行った日はいずれにせよ最後には図書館 1 階から退出することを考えると,ジャーナルを戻すのはスキャン結果をチェックしてからでもいいかもしれない.その間1階のコピー室と研究室のあいだを重いジャーナル冊子をかかえて行き来することになるが,エレベータが使えるのでたいしたことはないだろう.

なお,スキャンと同時にプリントアウトしてスキャン結果を確認することもできるかもしれないが,料金の支払いの手続上面倒になるためやってない.また,研究室に高速スキャナを置く手もあるが,使用頻度の低さや書架のある1階と研究室のある4階間のジャーナル冊子の移動が必須になることを考えると,コストに見合わないといまのところ判断している.研究費の使い道がなくなったときは導入するかもしれない.

【2009/11/11 11:58 】
| 大学 | コメント(1) | トラックバック(0) |
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。