スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:-- 】
| スポンサー広告 | コメント(-) | トラックバック(-) |
信長書店を超える大学図書館

図書館に移ることになった.他大学でいえば「研究開発室」と呼ばれるところだ.「平成香川大学図書館・情報機構 図書館研究開発室」か.学問の自由を強く主張して来たせいで,適任と思われたのだろう.図書館は (直接的には利用者の,前例を作るという意味では国民の) 知る権利や表現の自由を守るのが仕事だからだ.さらば GSM,さらば地域マネジメント研究科,学問のマナーくらいは守ってくれよ.

現実には学問の自由を守ることにかんして図書館が全学にたいして持つ影響力は絶望的なほど限定されているし,ボクが図書館にたいして持つ影響力もほとんどゼロだろう.だからできることは限られているのだが,それでも図書館専任教員あるいは研究員として,学問の自由の牙城にいるという気概を持たねばならないだろう.

ボクを支持した役員や同僚たちは,「平凡助教授に任せれば,信長書店 (香川にしかないみたい) を超えるエロコレクションを平成香川大学図書館に実現することができる」と考えてボクに投票したらしい.「平成香川大学は裏ビデオを所蔵する国内有数の大学図書館になる.全国からオタクが集まり,近隣でうどんの一杯や二杯も食っていくだろう.つまり立派な地域貢献にもなる」と考えたそうだ.

甘い! エロ DVD 屋で買えるものを,大学で買う必要があるのか? 設備は対応できるのか? たとえば
「AV 室にティッシュくらい用意しとけ,間抜け!」
というていどの苦情ならまだ対応できる.しかし真面目な話
「同室者がいるのにオナニーをしながらビデオを見ている教員をどうにかしてほしい.男子学生の前でやるならまだ許せるが,女子学生の前ですべきことではないと思う」
とか
「同室者がいるのにビデオを見ながらオナニーをしている教員をどうにかしてほしい.女子学生の前でやるならまだ許せるが,男子学生の前ですべきことではないと思う」
という苦情は必ず来るだろう.AV 室とか作りなおさなきゃいけなくなる.そういう余裕はないよ.

なに? 貸し出せばいいんじゃないかって? ううむ,そうか,それはいい質問だ.しかし,いくら集客効果があってオタクが集まっても,彼らは細密な分類くらいはできるだろうが,たいした学問的貢献はできないのでは.そんなの多数決で蹴られるに決まってる.多数決で決めるべき問題かと言えば否だが,それが現実だ.やりたきゃあんたが勝手に個人研究費から細々とカネ出してコレクション作ってくれ.ボクは止めはしないから.

「いや,信長書店のようなそのへんの並のエロビデオ屋で買えるものを入れろとは言ってないだろ.そういう並のところでは買えない,特別裏ビデオコレクションと数行上に書いてるだろうが,ボケ! 読解力のないバカなキミのために端的な例をあげれば,たとえば平成香川大学女子学生出演の裏アダルトビデオだ.まあ,これは一例に過ぎないわけで,読解力のないバカなキミでももっとマシな例くらい思いつくだろう.」

なるほど,わが大学女子学生出演というのはなかなかいいアイディアだ.おそらく国内大学図書館に類例を見ない画期的なものになるんでは.文部科学省とか文化庁あたりから「いいねえ,グッドだねえ」って補助金をもらえるかもしれない.個人的には応援したいのはやまやまだ.製作委員でも選定委員でもやってやろうじゃないか.(ただし選定委員会は,若くてキレイな女性図書館員とボクの二人だけという条件でないと困る.)

しかし,実現可能性低いんじゃないのか.同級生に見られるわけだし,出演希望者いるかねえ.全国の大学で試せば一年に数人くらいはそいういう娘も出て来るかもしれんが,わが大学でやっても10年に一人も希望者が出ないんでは.「コレクション」と言えるほどのものは作れないだろ.

ということで,大多数の同僚の期待には応えられない.すまないが勘弁して欲しい.どうしてもコレクションを作りたければ,まずは個人レベルで努力してほしい.いつの日か学生はもとより学長や図書館長やボクをあつめて試写会ができるようになれば,道は拓けるかもしれない.

学問の自由を守ること以外の研究開発室の仕事への抱負などは近いうちに述べるつもりだ.

参考文献

日本図書館協会. 図書館の自由に関する宣言.

追記 (10/11/2008)

図書館戦争」というアニメがあったんだね.知らなかった.「メディア良化法」と「図書館の自由法」の戦いらしい.現実に大学や図書館 (正確には寺院をはじめとする宗教組織など) は軍隊 (軍事組織) をもっていたわけだから,突飛な話ではない.

スポンサーサイト
【2008/10/04 07:15 】
| 大学 | コメント(3) | トラックバック(0) |
さらば GSM

GSM (地域マネジメント研究科) を離れることになった.さよならしなければならないのは残念だ.この研究科はおかしなルールが多かったが,その適用の仕方もおかしなことが多かった.ルールを研究する者としていろいろ学ぶところがあった.まあ,GSM にかぎらず大学の学部や研究科というのはどこもそうなのかもしれない.

せっかくなので,以前「教員評価の書類を準備してみた」でとりあげた教員総合評価の事後報告でもしておこう.気になっている読者もいるだろうから.評価は A, B, C の三段階だ.

まず,研究科 (正確には研究科長ということになっている) は当初,書類不備を理由に,評価を出さなかった.どこが不備かは教えてくれなかった.

ボクは異議を申し立てた.異議申し立て回数に制限があるのかどうかは知らないが,制限があったばあい,これで一回にカウントされるというのは不利な話だ.

べつに書類を再提出したわけではないが,今度は研究科は評価を出して来た.わけわからん.いったい書類のどこが不備だったのだろう.総合評価は並の B だった.ああ,そうかい.

研究活動評価は A だった.これはひとえに研究としての価値がほとんどないケース教材 (類例はこちら) を作成したためだ.純粋に評価対策だった.それがなかったら C だった.

教育活動評価については,当然 A と思っていたものが C だったので驚いた.事後的に出て来た妙なルールがあり,その適用の仕方もかなり無理があった.ルールとつき合わせただけでは,どうしてそういう評価になるのか分からないので,自らの備忘用に記録しておいた.

  • 「教育活動に関する自己点検の評価」は C.ある報告書さえ提出していれば C にはならないとあり,ボクはきちんと提出したのだが,なぜか非提出扱いになっていた.ルールには書いてなかったが,なんでもプロジェクト研究という科目を担当しなかった者は今回は非提出扱いにしたとか.ああそうかい.担当したかどうかで決めるのね,手を抜いたかどうかでなく.ボクはその科目の担当を免れたかわりに別科目を担当させられたのだが,それはまったく評価しないわけか.はじめての科目だからもちろん準備に多大な時間がかかったが,それに留まらずプログラミングの勉強をし,IT の資格を取り,それらを活かして授業をしたのは無駄だったわけか.むなしいな.
  • 「学生による授業評価を参考とした自己点検の結果」は B. (ボクは重視してないけど) GSM が重視している「学生の満足度」で当該年度に最高点を記録した三科目のうち二科目はボクの担当科目だったんだが,なんで? 人数が基準に1人足りなかったということらしい.ああそうかい,そういう基準をあとから出して来たわけね (追記参照).数理的な応用科目だし,事前にきちんと情報提供したら受講生が限定されるのは目に見えているが,情報提供をしないほうがよかったということか? まあ,人数不足だけで A が突然 C にならないだけマシか.

そうかい,そうかい,よく分かりました.ボクは異議を申し立てないことにした.

追記 (11/4/2008)

学生による評価の人数基準が事後的に出て来たというのは不正確だった.研究室の引越の準備をしてて出て来た古い教授会資料に,評価基準が載っていた.それによるとたしかに人数については明示してあったので,あと出しではない.(ほかの点についてはやっぱりあと出しがあった.) ただしこういう基準は,評価書類の準備用に配布するマニュアル (これ自体なきに等しい) にふくめておかないと意味がないだろう.

ちなみにその資料にしたがえば,ボクの「社会貢献」は最悪でも B にしかならないはずだ.自己申告したネット上での活動を零点としても (これって重要な社会貢献なのにな),少なくとも二回やった論文レフェリーはカウントされることになってるから.数学の証明とかチェックしてると,レフェリー一回で丸一週間くらいつぶれることもざらだから,零点ということはないだろう.しかしなぜか社会貢献も零点を意味する C だった.証拠としてレフェリーリポートでも添付しないといけなかったのだろうか.

【2008/10/04 06:12 】
| 大学 | コメント(0) | トラックバック(0) |
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。