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四国中央市の逆転鯉のぼり

キーワード.こいのぼり,順序問題,男女差別,人種差別

死にかけた祖母を見舞うために九州に向かって運転していたときのことだ.(もう二ヶ月前から死にかけていたのだが,こちらもいろいろごたごたしていて行けなかったので死ぬのは待ってもらっていた.べつに延命処置をしてもらっていたという意味ではないけど.) とりあえず佐多岬半島の三崎を目指して高速道路を走っていた.高速道路のところどころに鯉のぼりが吹き流し代わりに (?) 掲げてあって,強風のため棒のようにぴんと張っていた.

そうするうちにクルマは四国中央市という町に突入した.「海に面しているくせに《中央》ということはないだろう」と思ったのだが,トポロジー的に,つまり高速道路のつながり具合で考えるとあながちウソでもない名前だ.どうして《四国中央》なのか,さらなる正当化は市の紹介・概要でも見てもらおう.(ちなみにその紹介にある「当市は……四国で唯一4県が接する地域となります」というのはウソで,徳島県三好市もほかの三県に接する.主語が「当市と三好市をふくむ地域」ということなら問題ないが.)

四国中央市ではそれまでと変わったことがあった.鯉のぼりの順序がおかしいのだ.鯉のぼりを取り付ける順序は基本的に上から吹流し・真鯉(黒)・緋鯉(赤)・青鯉(ブルー)ということになっている.おおきさも黒,赤,青の順序になっているのが普通だ.その日ボクが見た高速道路の鯉のぼりは2匹のことが多かったので原則通りにはいかないのだが,それでもいちばん上に赤が来ることはなかった.ところが四国中央市ではなんと赤がいちばん上の鯉のぼりがあったのだ! しかも赤鯉のほうが黒鯉よりも大きくなっていたかもしれない.

この地域の鯉のぼりの鯉の順序を決める権限が四国中央市にあるのかどうかは分からない.もしあるとしたら,これには四国中央市の意図が隠されているかもしれない.たとえばフェミニストの発言力が強い町なのかもしれない.というのは通常,真鯉はお父さん,緋鯉はお母さん,青鯉は子供ということになっており,

「男性を象徴する真鯉が女性を象徴する緋鯉よりも上になっていたり,大きかったりするのはけしからん!」

ということかもしれない.二匹の組合せが赤と黒なら,男性が女性よりも上になることを拒んでいるのかもしれない.二匹の組合せが赤と青なら,母子家庭のすすめなのかもしれない.

しかしこれらはフェミニストらしからぬ論理だ.というのは色と性別の対応関係は伝統的なものを受け入れてしまっているからだ.単に「真鯉は大きな女性あるいは男性を,緋鯉はやや小柄な男性あるいは女性を表す」とすれば済んでしまう話だ.(それ以前に,五月の節句自体を否定してしまえばいい話だけどね.節句や鯉のぼり自体は否定できないことを前提とした上での,セカンドベストを考えていることになるだろうか.) もしかすると「肌の色で差別するのはけしからん!」ということなのかもしれない.それなら少し分かりやすいが,わが国のコンテキストではあまりぴんと来ない.

今回は残念ながら証拠写真を撮ることはできなかった.みなさんにはぜひ証拠写真を撮るために四国中央市を目指してもらいたい.こう考えると,四国中央市の本当の意図は単に目立つことをして人寄せをしたいということ,つまり「町おこし」の一環なのかもしれない.これは分かりやすいが,高速道路を通る人はあんまり町には入ってこないと思うので,これだけでは効果のほどは疑わしい.おそらくこれ以外にも,一見見落としそうな微妙な細工がいたるところに仕掛けてあるのかもしれない.その名称以外にも仕掛けありということか.

さて,祖母は脳梗塞で半身不随になっていて,左半分があの世で右半分がこの世という感じだった.霊界通信ができるかもしれない.右に転べば生きた家族のところへ,左に転べば死んだ祖父のところへ行けるわけで,どちらに転んでも幸せかもしれない.(自分が所有しているアパートの家賃がどうのこうのといったことが気になるらしいけどね.) でも,いまの中途半端な状態は「苦しい」と言っていた.話はできるが食事はできないいまの苦しい状態が続くのは可哀想なことだ.

追記 (4/30/06). 「通常,真鯉はお父さん,緋鯉はお母さん,青鯉は子供ということになっており」ってのは間違えたかも.こういう記事とかこういう記事とか見つけた.

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【2006/04/27 19:48 】
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