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平凡な日々,経済学リソース,非分割財配分,エルサレム

最近は授業の準備・授業・授業の後処理を中心とする平凡助教授な日々を送っている.夏の終わりにはべつの女子学生と行ったことになっている北海道旅行のブログ記事のことで,「セクメ」 (セックスメートのことらしい) の女子学生に責められもし弁解もしたが,それも過去のこととなってしまった. (「あの子は名古屋のひとだからめったに会わないし,たまにはいいじゃないか」などという弁解の仕方がまずかったのか?) 授業の背景知識をつけるために,ゆっくりとサーベイ論文を読んだりしている. (「それに,もしかしたら男性だったかもなあ」などといい加減なことを言ったりね.) メールで送られてくる学術ジャーナルの目次さえ学期中には目を通せなかった数年前よりは,まともな日々を送っている.あのころは夜間の授業をやるにも前日の正午ころから36時間くらいは起き続けてということが普通だった. (「私以外とエッチしてるんですか」っていってもねえ.) 最近それをやろうとすると,ぎりぎりまでやらなくても授業の準備が済んでしまうので,また寝てしまうことが多くなった.無理が利かなくなったのかもしれない. (だいたい「セクメは恋人じゃないよ」と言っていたのは彼女の方だったのに…….) 当日と前日以外もやっていたことも知らずに「そんなに時間がかかるのか?」と思うひともいるだろうが,はじめて勉強する分野のテキスト読んで LaTeX というタイプセッティングソフトウエア使って授業あたり6ページは下らないノートに数式たくさん打ち込んで演習問題つくって授業後は授業のやりとりをもとにノートを改訂して…… (もっともボクは恋人の気分だったのだ.また寝たい.) なんだ自分は PowerPoint スライド30枚を毎回準備してるぞたいしたことないじゃないとバカにされそうだがそうそう数式打ち込むのはかなり骨が折れるんだよだいたいボクのノートは意味も通って論理展開もなきゃいけないわけでキーワードだけ書いて視覚的に把握しやすいというだけじゃだめなんだと弁解する. (「ホントはひとりで行ったんだ」などと弁解すると……) 今学期は無理をしないことにしている.今学期は,以前打ち込めなかった宿題の解答を打ち込んだりしている.これも手書きだと簡単だが,入力は面倒だ.苦労して打ち込んだところで将来何回使うことがあるんだろうか怪しいなあと思いつつやっている. (もっと怪しまれたり.)

その傍らで,新進気鋭の経済学者らと情報交換したりもしている.インタネット上のリソースなんかの情報は,そういうひとたちの方が格段に詳しいという感じがしていたが,そういうわけでもなかった.読者サービスとして,意外と知られていないことが判明した情報をいくつか載せよう.ちなみにボクの場合,10年前に高松に来て以来ずっと副手 (助手) に論文コピー (電子版以外) を頼んでいたので,自分が図書館にジャーナルをチェックしに行くのは年に1回程度だった.マネジメント研究科に移ったあとは,経済学部がひとりも副手を渡さなかったことで状況は悪化した.しかし,最近の経済学論文はほとんどすべて家から全文ダウンロードできるのであまり問題ない.政治学とか数学などの他分野や古い論文になると問題が出てくる.去年は,たまたま非分割財の研究をしていた大学院生に古い関連論文を集めさせた.そういえば,家から電子版ジャーナルの全文にアクセスできるようなシステムは自分のところでは聞いたことはないとある有力大学のひとは言っていたが,本当だろうか.

  • Handbooks of Economics の電子バージョンについては以前だれかがコメントしてくれた. ScienceDirect に載っているはずなんだが,国内の大学で購読しているところはあるのだろうか?
  • SpringerLinkHistorical Archive は,Return: Publications としてジャーナル名をサーチすれば要約は見れるだろう.問題は,わが大学では全文は見れないことだ.きっと Historical Archive を購読しているだろうと思っていた前出のトップクラスの大学の研究者は,その存在を知らなかった.わが大学と同様,全文は見れないのかもしれない.しかし,Abstracts だけでも有用な場合もある.たとえば IJGT (International Journal of Game Theory) のばあい,Historical Archive に volume 27, Number 1 (1998) 以前が現在おさめられている.経済学の有名なデータベースである EconLit が IJGT をカバーしているのは 1987年 (?) 以降だけなので,EconLit ではヒットしないペーパーも検索できる (しかも全文を) というわけだ.
  • おまけとして,amazon.co.jp が (アメリカでは以前からあった) 「なか見!検索」という全文検索サービスを始めたことを挙げておく.サービス開始の今月1日,Alan D. Taylor の Social Choice and the Mathematics of Manipulation のページで偶然そのサービスに気づいたボクは mihara (「有名な」社会選択理論家のファミリー・ネーム) と入力してみて,検索ができるのを確認した.一冊の本につき何ページ分かは知らないが,ページスキャンも見れたのはちょっとした感動である (ただし amazon.co.jp での購入歴が要る).

かなり専門的な話になるが,ここのところ盛り上がっている非分割財配分あるいはマッチングの理論に関しては以下のようなソースがある.

  • 16TH JERUSALEM SUMMER SCHOOL IN ECONOMIC THEORY ON "Matching, Auctions, and Market Design" JERUSALEM, July 6-15, 2005. レクチャー用のスライドなんかが入手できる.残念ながら動画の方はボクのところでは不安定.参加者には日本人らしき名前がちらほら.おそらくこのブロッグの訪問者もひとりくらいは混じっているかも.だれかが日本語でエルサレムのこのセミナーについて書いてるかもしれないが,ボクは知らない.
  • JERUSALEM SUMMER SCHOOL の内容はおそらくアップデートはされないだろう.一方,Alvin Roth の Market Design の教材は近い将来に渡って最新のものに改訂されるんではないか (現在は Spring 2006 とある).Tayfun Sonmez のサイトにも上記 Summer School のスライドがいまは置いてあるようだ.
  • 内容は古いが,マッチング理論にかんして現状ではまだおすすめできるという入門あるいはサーベイを列挙しておく:
    • 船木由喜彦. エコノミックゲームセオリー: 協力ゲームの応用. SGCライブラリ11. サイエンス社, 2001. 7章.
    • H. Moulin. Cooperative Microeconomics: A Game-Theoretic Introduction. Princeton University Press, Princeton, 1995. Chapter 3.
    • Alvin E. Roth and Marilda A. Oliveira Sotomayor. Two-Sided Matching: A Study in Game-Theoretic Modeling and Analysis. Cambridge University Press, Cambridge, 1990.
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【2005/11/11 00:48 】
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