スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:-- 】
| スポンサー広告 | コメント(-) | トラックバック(-) |
文部科学省からのスパム

さいきん科学省から「大学改革GPナビ-Good Practice-」というメールマガジン (?) が届くようになった.正確に言えば,科学省から直接届くのではなく,ご丁寧にもわが大学の事務が転送してくれるのである.なんのためにこういうものを転送するようになったのか,その説明はまったくなかった.わが大学にありがちな,意図が分からない儀式のひとつになっている.

同マガジンの2号には「学内教職員の方々への情報発信も是非積極的にお願いしたいと思います」とあり,そのメールを教員にも転送するように各大学の担当者を脅している.おそらく事務職員も科学省からの命令ということでわけも分からずに教員に転送しているだけなのだろう.科学省が情報発信を積極的にやろうとしているのならば評価したい.同省の方針もわが平成香川大学の方針 (注) も,ほとんどの情報は新聞を通じてしか知ることができないのが実情だからだ.だが,内容を確かめれば読者も分かるとおり,お世辞にも積極的な情報発信と言えるようなものではなかった.まったくひとりよがりなつまらない内容で,これでよく FD (Faculty Development; 教授能力向上) とか言えるなあと思ってしまう.さらにメールのフォーマットも悪いし,本文と同内容の添付ファイルがあるし…….それでも読みたいと思う人はいるだろう.要は希望者だけが購読できるようにすればいいのだ.要らない人は事務にでも科学省にでもいいから,以下のような返事を送りつけることから始めるべきだろう:

転送してくださったメールマガジンには関心ありません.読み手の立場に立って書いていない文章で,価値がないと判断します.受け取らないようにする方法はありませんか?

もし受け取らざるを得ないということなら,なぜそのマガジンを転送するようになったか理由を説明した上で,もう少しすっきりしたメールにしてもらえれば助かります.このメールに限りませんが,本文と同じ内容のファイルを添付したり本文中の変な位置で改行することはやめてもらえないでしょうか.わざわざ他のアプリケーションを立ち上げて文書を開いたところ,本文の内容と同じだった---ということが事務からのメールには多すぎます.

注.先日行われた新学長選出の意向調査のポール (教職員による投票結果) にいたっては,新聞に情報閉鎖性を指摘されてはじめて大学側が公開する始末だった.公開しないと決めたなら公開しなければいいのに,学外からちょっと叩かれたくらいでころりと方針を変えたのだ.一法人の長を決めるプロセスを外部にすべて公開する必要はないと個人的には思う.だが内部に教員組合など強く要求する勢力があるなら,それに応えた方が今後の運営がスムーズに行くのではないか.平成香川大学のやり方が感心できないのは,内部の人間を大事にしない点にあるのかもしれない.

スポンサーサイト
【2005/07/26 13:00 】
| 大学 | コメント(5) | トラックバック(1) |
研究費で iPod を購入する方法: Podcasting で国際人

2005年6月28日,アップルの iTunes 4.9 にポッドキャスティング (Podcasting) 機能が実装された. これにてポッドキャスティングの大衆化が始まる.(これまでも別ソフトを使えば podcast を iPod に取り込むことはできた.なお,podcast は iPod を開発したアップルが開発した配信方式と思うひともいるかもしれないが,たぶん iPod 周辺の「市場」で自然発生したのだろう.実のところは知らないけど.)

さっそくボクも iTunes の最新版をダウンロードして,大学やビジネス関係そしてニュースや科学や日本関係のエピソード (記事) をいくつか聞いた後,試しに Free Talk Radio というリバタリアンのラジオ局他いくつかの購読登録をしてみた.前年度末に研究費で買った (後述) iPod mini に取り込めることを確認できた.携帯ラジオ+レコーダーのようなものだというひともいるかもしれない.そうかもしれないが,遠い国のマイナーなラジオ局の番組を高音質で録音して,好きなときに聞けるといのは古い時代にはなかったことだ.(短波ラジオでアメリカ国営の VOA を聴いていた頃の記憶が蘇るぜ.) ボクもいつか発信する側をやってみようかしらん.

じつは来年度の研究費購読雑誌の変更の締め切りは7月1日だった (早すぎだと思うけど).勉強熱心なボクは英語を忘れないために CNN English Express という CD 付きの月刊誌を継続にしたのだった.テレビもまず見ないこともあってほかに英語を聞く機会もめったにないので,その CD をクルマの中でときどき聞いているわけだ.だが,ポッドキャスティングがうまく行くことが分かって,購読継続は止めようかなとふと思った.まあ,たいした値段じゃないし,今年度 (値段が高くて内容が偏向している) English Journal CD をやめたばかりだからまだいいかな.などと少し迷ったが,古い習慣を止めてしまわないと新しい習慣を取り入れるのはむずかしい.さっさと担当者にメールを書いて CNN EE もキャンセルしてしまった.

iPod を研究費で買えたのか?」という,本論と関係ない (がタイトルと大いに関係ある) 質問をしたい同僚もいるだろう.ボクの場合,最初は学部事務に買えないと言われた.音楽を聴くための iPod は教育研究と関係ないという理屈らしい (われわれは教養教育も担当するというのに).ハードディスクとしても使えるのに,それはないだろ.「じゃあ,ボクから本部に直接説明しますから」とボク.それは止めてもらいたいと思った担当者,「じゃあ,正当な理由があることだけ本部に伝えておきます.なにか問い合わせがあったら説明できるようにしておいてください.」その後何週間も問い合わせもなく,やけに遅いなと思っていたところに,「もう今年度の予算では間に合わない」などと事務が言ってきた.「1月に頼んだのに3月下旬になって間に合わないとはどういうことですか.アップルのオンラインストアには即日出荷するってあるんですけどねえ,やっぱこの大学の事務は無能ってことですかねえ.高校くらい卒業できたひとを採用してると思ってたんだけど,いったいそんなんでどこの高校卒業できるんでしょうね.無能じゃないんなら,人間性の問題でしょうかね」などと丁重にクレームをして,ちがう業者に当たるように促した.問い合わせがなかったのは,例によって仕事を先送りして時間切れの言い訳をしようとしたからであろう.ということで問題のブツは年度末ぎりぎりになってやっと入手できた.入手できたことで iPod に絡む暴力事件がひとつ発生せずに済んだ.

ボクのグリーンの iPod mini に入ってるのはバッハのオルガン曲がいくつかある以外は,じつのところ研究や教育に関連しそうな音楽以外のソースばかりだ---上記の英語 CD やら,騒音をマスクするための波の音の CD やら.こういうものを聞くのはほとんどクルマの中でしかも CD から聞いているため,いまは iPod はあまり使っていない.しかし CNN English Express の購読を止めれば,かわりにポッドキャスティングを聞くためにクルマのなかで使うようになるだろうな.

今後 iPod を研究費で買いたい同僚は,ボクの経験は過去の事例として参考程度に考えるといいだろう.いまならストレートに

研究周辺の領域で英語のポッドキャステイングを聞いて英語力をつけ,国際的に通用する人材になるため

と申告すればいい.これで決まりだ! ポッドキャスティングには,他の AV メディアがあつかわないようなかなり専門的なものもあるわけだし.

少し気になること.流行に釣られて iPod 買ってきたはいいが,買ってきてはじめてパソコンが必要なことに気づく人っていないんだろうか.そういう心配とは無縁な製品 (?) として,パイポッドミニ (πPod mini) というのもある.写真はこちら: http://sensiblefille.blog12.fc2.com/blog-entry-80.html

演習問題 (コメント・トラックバック課題) ダウンロード販売のソフトウエアやシェアウエア使用権の研究費での購入方法を求む.他大学の事例歓迎.

【2005/07/07 16:24 】
| 大学 | コメント(8) | トラックバック(1) |
学術系のワンクリック詐欺にひっかかった

名前も知らないヨーロッパ人のエディターから,学術誌のレフェリー (査読) の依頼メールが届いた.「あなたの専門的知識を考慮して,誰々があなたを推薦した」ってあるけど,その「誰々」がエディター自身の名前になっているのは大丈夫なんだろうか.今回は哲学系のジャーナルだ.何度かお世話になった出版社の出している,けっこう有名なジャーナルだ.平成香川大学もオンライン版を購読しているので,私の自宅からペーパー全文をダウンロードできる.ただし経済学者はほとんど知らないジャーナルだ.

依頼メールの最初のリンクをクリックしたら,査読すべきペーパーが fdf ファイルでダウンロードされた.Fdf といファイル形式は知らなかったが,Adobe Reader が勝手に開いて中身が現れた.メールの次のリンクをクリックしたら,「査読の承諾,ありがとうございます」と出てきて,詳細として以下のような記録が現れた.

Date Reviewer Invited: 03 Jul 2005
Date Reviewer Agreed: 04 Jul 2005
Date Review Due: 01 Aug 2005
Days Until Review Due: 28

ふむふむ,たしかにメールにも「48 時間以内に返事せよ」とか「レフリーを承諾したら28 日以内にリポートを出してください.どうもありがとうございます」とある.ちゃんと28日後の日付が現れるのだ.こんなに締め切りがはっきり表示されるシステムは初めてだ.

さて,問題のペーパーをざっと見たが,それは「数学の哲学」のペーパーだった.ゲーデルとかチューリングとか,知っている専門用語 (というか,これらは人名だが) が散らばっている.だが,知らない用語が多すぎる.だいたい,こんな高尚な議論の哲学的価値なんてボクには分からない.こりゃヤメだ.そう思って,査読の承諾を取り消そうとする.

どうやらメールの三番目のリンクが,取り消し用らしい.より正確には,「時間がないばあいや自分にはやる資格がないと思うばあいはここをクリックせよ」とある.クリックしたら以下のメッセージが現れた:

This action is not currently available. Common causes for this are 1) You may have already accepted or declined the review invitation 2) ...

要するに「あんたはすでに査読を承諾したのだから今更取り消しはできない」ということらしい.なんだなんだ! どうやったら取り消せるんだ…….しばらく探したが,その機能は見つけられなかった.仕方ないので,ボクはその場で一言だけリポートを打ち込んで,さっさと送った.こんな短いリビューは初めてだ:

「残念ながら私はこのペーパーをリビューできません.」

じつは,このリポートを打ち込む欄も立派なもので,「このペーパーのテーマはこのジャーナルのカバーする範囲内にあるか?」だの,「タイトルは内容をじゅうぶん明確に表しているか?」だの,「省略できる部分はないか?」だの,「文献は十分か? 不必要なものは入ってないか?」だの,ご丁寧にもぜんぶで12の具体的な質問が挙っている.同じ出版社の経済学系のジャーナルで何度かレフリーをしたときは,こんなの見たことがなかった.それどころか,レフリーのためのガイドラインはないかと尋ねて,そんなのないよお好きにどうぞと言われたことさえあった.さすが哲学者はちがう.さすが経済学者はちがうというべきか.

さて,リポートを送り終えると,最初に引用した記録の欄に以下が追加された:

Date Review Submitted: 04 Jul 2005
Days Taken: 0

これでよしと! (本当にこれでよかったんだろうか.)

追記.上記の操作のあと,念のため「できません」と返信した.すると直後に「ペーパーの査読をありがとうございます」とメールが来た.単なるミスではなくて,ある種の圧力をかけようとしているのではなかろうか.この詐欺にひっかからないための注意事項をふたつ挙げておこう:

  • リンク元に"accept" のような明確な表現がないことがある.たとえば私の受け取ったメールでは "If you are interested in reviewing this submission, please click on this link" とだけあった.そのリンクをクリックしたらレフェリーを承諾したことになってしまい,取り消せなかった.(「Be interested in なんとか」というのは,「なんとかをやると決めた」というのとは若干ちがうと思うのだが.私の英語の理解がおかしいのだろうか.)
  • たとえ最初に断ったばあいでも,一度 accept のリンクをクリックしてしまえば取り消せなくなる可能性がある.私のばあい,最初に accept してしまったので,最初に decline したときのことは分からない.
【2005/07/04 23:31 】
| 社会科学 | コメント(2) | トラックバック(0) |
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。