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脱線事故: 国土交通省はヤクザか
北側一雄国土交通相は,兵庫県尼崎市の脱線事故当日にJR西日本の社員がボウリング大会を開いていた問題などについて,「甘さや,そういう空気があったことを猛省し,社全体の問題ととらえて見直してもらいたい」とJR西日本を脅している (産經新聞).尾辻秀久厚生労働相も,事故当日にボウリング大会を行ったJR社員について「なにをか言わんやだ.理解を超えている」といちゃもんをつけている.どうやら自分の会社で大事故が起きたときにボウリングをするのは「人間として常識外れ」ということらしい.庶民の感情としては分からないでもないが,そんなことを政府が言って民間会社をそんな恣意的なやり方で懲らしめていいのか.まあ,この国ではいいことになっているようだが.

そもそもその社員たちは,ボウリング大会をしなかったら代わりに救護活動に参加していた連中か? 足手まといにならずに救護活動できたのか? そんなことはないだろう.せいぜい亡くなった方々や救助を待つ方々のために祈るくらいができただけだろう.で,神のためなら人殺しも辞さない信仰者だから言うが,祈るのに場所はそんなに関係ない.(祈りやすい雰囲気というのはあるが.) 心の片隅で祈り,自分ができることは何もないと悟り,気分を入れ替えて親睦会で盛り上がる.人間としてそれで正常じゃないのか.そんなことがうまくできなくなったら,それこそ精神病院送りだ.

北側一雄国土交通相はまた,「新型の列車自動停止装置(ATS)の導入が運転再開の大前提だと思う」などと勝手なことをほざいている.現在の旧型ATSのままでは再開を認めないらしい.そんなことは会社が決めればいいことだろ.なんで政府が決めるんだ.そんな装置が導入されなくても乗りたい客は十分いるはずだ.そういう客のことも考えろ.乗りたくない奴は政府が黙っていても乗らないだけの話だ.政府は黙っていろということだ.

もし客が少ないというなら,「乗ってくださった方にはもれなく一万円プレゼント」でもすればいい.恐怖もののアトラクションには遠くおよばないが,一万円もらえるならそういう退屈な電車に乗ってもいいと思う客は多いだろう.もうけだけが目当てというくだらん非難もかわせる名案だ.ははははははは.

もちろん JR 側は新型の列車自動停止装置(ATS)の導入なしに運転再開するつもりはないはずだ.事故がなくても 6月には導入する予定だったというし.だいたい,安全対策なんて,本質的なものであればあるほど政府より民間が先を行く.脱線を物理的に防ぐ「脱線防止ガード」の設置基準にしても,JR西日本と在阪大手私鉄いずれも国土交通省の通達による基準よりも厳しいわけだし.国土交通省という不要なモノがなかったら,もっと安全な基準を設ける民間団体が作られ,鉄道会社が競って加盟するだけの話だ.再開されないあいだ何人かの客は迷惑を被るが,それは仕方ない.民間会社が乗せたくないと言うのを強制的に乗せろというわけにはいかないから.

いまJR は記者会見でひたすら平謝りを繰り返すことによって国民の共感を得つつあるようだ.ゲーム理論家的な冷めた目で見るとき,戦略としてはそんなに悪くないかもしれないとも思ってしまう.ひよっとすると,記者もそれを分かっていて JR を助けてやるために悪役を演じているとか.休日続きでたいした事件もなくてヒマなのかも.世間ではJR が悪い,いやマスコミが悪いといったどうでもよさそうな議論も盛り上がっているようだが,本当に怖いのは政府の恣意的な介入であることを忘れないでいたい.

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http://tanukur.blog8.fc2.com/blog-entry-151.html


追加.「本当は、もう書きたくないのですが…」という記事からトラックバックをくれた「新津田沼駅」というブログに,鉄道関係の玄人あるいはマニアくさいが記事がたくさん載っていて勉強になった.私の記事の背景をよく説明している記事にリンクする.同じことを書くにしても,こういう上品な言い方をすれば「あなたは馬鹿ですか」というコメントも来なかったかもな:
新型ATSだの、側面強化だの…?
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【2005/05/06 23:37 】
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